芝生育成手順

芝生を張る前に

芝生は、見た目がきれいだけでなく、ほこりがたたなくなる、地上の温度をおさえ、 

 二酸化炭素を吸って、きれいな酸素を送り出すという役目も果たします。

 芝生の管理は難しくありませんが、放置しておくと雑草が増え中々元に戻りません。

 こまめに子供のように可愛がって育てて下さい。 


芝を張る枚数を計算

お客様でまず張りたい芝生の面積を測って下さい。

 

補足として、弊社で扱う庭芝は1枚の長さ1.8m 幅が30cmです。 0.54㎡になります。

1㎡使用するのに2枚(1.08㎡)になります。

 2枚で1㎡丁度になれば計算が楽なのですが、面積が増えたり曲線だと考えます。

 

弊社に㎡数をご連絡していただけたら、枚数を教えます。

又早見表も参考にして下さい。


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庭芝の早見表です。
㎡を枚数に表せています。
庭芝早見表.pdf
PDFファイル 30.0 KB

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土工芝の早見表です。土木工事、のり面工事で使用します。
㎡を枚数に表せています。
土工芝 早見表.pdf
PDFファイル 29.9 KB


芝生の張り方

【準備する道具】  角スコップ カマ・ハサミ(芝を切るもの) レ-キ

 

【施工手順】 

  ①芝生の下地(路床)の確認

 黒土が20㎝ほどが好ましいですが、粘土まじり、赤土の場合等いずれも

 土壌改良が必要です。(十勝バ-ク 坪当たり 2袋)

  ※火山灰だけの土地は、黒土と入れ替えが必要です。

 

   ②凸凹は、なるべくなくすようにならします。(後の草刈りが楽になります)

 

  ③角スコップの裏で軽くたたいて土を締めます。(足跡が付かない程度)

  

  ④レ-キで表面を軽くけずります。(芝生と土の密着をよくするために)

  

  ⑤芝生を交互に張っていきます。(レンガ張り) 

                   
                   
                   
                   
                   
                   

 

  ※芝生の針目が目立たないようにするためです。

          ※隙間を空けて張る方法は日本芝を使用した道外向けの方法なので

               芝の隙間は空けないで下さい。                    

  

  ⑥角スコップの裏で軽くたたき密着させます。(張った芝生と土の間に空気が入らないように) 

  (芝生と土との間に空気層があると枯れる原因になります) 

 

  ⑦水をシャワ-状にしてかける。1㎡当たり約1分弱です。  

           量として、足で踏んだ状態で、水が上がる程度に十分与えるのがポイントです。

       ※水やりは芝生が発根(白い根)するまで、1週間~10日、根が活着するまで

         約2週間続けます。

    注:芝生は、ロ-ルのままに置いておくと蒸れて黄色くなる為

      2日以内に張ってください。 

      ※すぐ張れない場合には、広げて水をかけてください。 


芝張り後の水やり方法

【水やり手順】

  ① 水道の圧力を全開にしてノズルシャワ-をシャワ-状にします。

 

  ② 水やりが十分かどうかは、水やりの途中で芝を一部めくって見て、

        芝生の下地まで水が浸透しているか確認します。

    又足で踏んだ状態で芝生から水がジュワっとしみ出る感じであればOKです。

       その為には1㎡当たり約1分間の水やりが必要なのです。

  

  ③ 雨降り以外は、毎日1回、朝か夕にして下さい。

     特に夏場は、日中の水やりを避けて、朝か夕方にして下さい。

     期間は1~2週間程必要です。約1週間で白い根が出てきます。

     その後約1週間で根が活着します。

     初期の水やり中は、芝生をなるべく踏まないようにして下さい。

     (水を端からかけて、端に逃げるようにして下さい) 


芝刈り方法

      ① 根が活着し、葉の長さが7~8㎝になれば1回目の芝刈りを行います。

     芝の刈り高は3.5㎝位を目安にして下さい。

     短く刈り込み過ぎると芝が弱ったり、枯れる原因になります。

  

  ② 1回目の芝刈り後は、毎日の水やりは必要ありません。

     乾いた感じがしたら水やりを行って下さい。

   ※ 芝生は、草花の苗(根が付いてる)と違い、根が切られています。

     新たに発根させる為には、初期の水やりが大変重要です。 

  ③通年の維持管理のポイントとしては、上記にも記載しましたが

              やはり芝生を短くしすぎないのが一番だと思います。